(8) 私とご一緒に!
皆さんは、森林について、いろいろな観点から、多様で、多彩な、そして
正しい知識を得たいとお考えになったことはありませんか。そういうとき、
どうしたらよいのだろうか、と迷われたなら、私のことを思い出し下さい。
きっと、あなたのお役に立つと思います。
なぜか、とお聞き気になりますか。ええ、私は森と林業、それに地球環境
問題の専門家だからです。学習のアドバイスもできますし、技術の指導もで
きます。また、解説や案内もできるからです。
普段は多くの森林インストラクタ−に、その知識の向上と林業技術習得の
ための指導をしています。しかし、時折、行事に参加してくる一般の方を伴
って、野山に遊ぶこともあります。もちろん、ぼんやり遊んでいるわけでは
ありません。山を利用するためのル−ルを教えたり、生き物の大切さを教え
たり、草木の名を教えたり、しながらです。碑文を読むこともありますし、
建築物の特徴を教えることも希ではありません。
私の年になりますと、外部からの依頼はほとんどありません。希に学校や
公民館から講話を依頼されることがあるぐらいです。ですから、自ら企画し、
自らその企画を実施し、少しでも社会のお役に立とうと努めているのです。
年齢から考えると、自分の時代は終わったことは間違いありませんが、頭
の働く間は、先祖から受け継いだ伝統や文化を、後世に伝える役目を果たし
たいと考えています。そうはいっても、実は、自分の講習生にいたわられな
がら、あれこれ言ったり、したりしている面も多々あるのです。
私も程なく人生という大舞台の幕を引かなくてはなりません。その前のひ
ととき、輝いているのかも知れません。丁度夕べにいたって雨が上がり、日
暮れ間際、束の間ふっと明るくなり、直ぐ暗くなるあの感じに似ているな、
と今の自分を眺めているのです。
みなさんと、最後の遊びを楽しんでいるようなものです。しかし、皆さん
が私とともに楽しんでよかった、良い思い出になった、と言って頂けるよう
な中味のある遊びをしたいな、と思っているのです。
(2006/05/17)
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